インナーチャイルドセッション
今ここの心 ここまりこ
心理カウンセラーの
坂部まり子です
田房永子さんの「キレる私をやめたい」を
読まれ、ゲシュタルトセラピーを
希望されて、いらした方の
カウンセリング当日
初めて、お会いした、その方は
最初、淡々と、話をしてくださいました
まるで、物語を語るように
どこか他人事のように
生い立ちを
ご両親のことや
お兄さんとのこと
おじいちゃん
おばあちゃんとのこと
彼のこと
怒ってもいいような内容も
泣いてもいいような内容も
少し涙ぐみながらも
しっかりとした
口調で話しをしてくださいました
インナーチャイルドのセッションに
入り、ぬいぐるみ達を
それぞれ、両親と、兄弟に
見立ててもらうと
ほとんど迷うことなく
定位置に置かれました
みんなが、違うところを向いていました
その位置で、違和感はないですか?
と聞くと
お父さんを、見えない場所に隠すように
置き直しました
そこに、お父さんが居ると思って
何でも、言ってみてください
と、伝えると
今ここの自分の心の声に、ゆっくり耳を傾けるようにして
意外にも
最初に出てきた
言葉は
怒りではなく
「どうして、もっと愛してくれなかったの」
という言葉でした。
それまで、淡々と話されていたのとは
一変して
ポロポロと涙を流され
辛かった気持ち
悲しかった気持ち
怖かった気持ち
を、たくさん語って
くださいました。
子どもの頃の記憶が
一気に、蘇ってきたようでした
細かいところまで
記憶を思い出され
では、今ここに
その頃の自分がいたら
何と声をかけてあげたいですか?
どうして、あげたいですか?
と尋ねると
自分と見立てた
ぬいぐるみを、しっかりと抱きしめ
愛おしいそうに
辛かったね
怖かったね
って
涙になりながら
言葉をかけられました
よく、頑張ってきたね
もう、大丈夫だよ
もう、小さな子供ではないから
もう、大人になったよ
って声をかけてあげてくださいと
伝えました
そして、今ここに生まれたばかりの
赤ちゃんの、あなたがいたら
誰に育ててもらいたいですか?
と尋ねると
少し間を置いて
「自分?でも、いいですか?」と
どんな風に育てますか?
と尋ねると
大切に
たくさん愛してあげたい
と答えて
くださいました